東急新横浜線の新駅は公募で「新綱島駅」に 2022年度下期から相鉄線へ直通

東急電鉄は、建設中の東急新横浜線に2022年度下期に開業する綱島地区新駅の名称を公募した結果、最も得票数の多かった「新綱島駅」を選定しました。

東急新横浜線への乗り入れが予定されている目黒線3000系電車
東急新横浜線への乗り入れが予定されている目黒線3000系電車

日吉駅〜新横浜駅(仮称)間に設置される新駅は、東急東横線綱島駅から南東に約150mの位置(横浜市港北区綱島東一丁目)につくられます。東急では2020年8月10日〜9月6日の期間、「港北区内在住・在職・在学の方」を対象に、新駅の名称を「新綱島駅」「東綱島駅」「自由回答(『綱島駅』を除く)」の3案から選択してもらう方法で公募を行いました。

総数1,898件の応募があったとのことです。得票数1位だった「新綱島駅」を選定した理由として、「多くのお客さまから支持され、新しい駅の新規性を分かりやすく表現する」駅名だからと説明しています。選定された駅名は、仮称の「新横浜駅」も含めて都市鉄道等利便増進法に基づく自治体との協議を行い、同意を得た上で国の認定を受けた時点で正式決定となります。

【路線図で解説】相鉄・東急直通線 計画ルート

ちなみに2位以下は、「綱島温泉」「東綱島」「綱島東」「大綱橋」「綱島街道」「綱島リバーサイド」「鶴見川」「港北綱島」「綱島桃園」と続きます。大正から昭和にかけて温泉街として繁栄した名残を感じさせる「綱島温泉」が2位に入ったのは、この街らしい特筆すべき点と言えます。

東急東横線「日吉駅」から相鉄・JR直通線「羽沢横浜国大駅」までを結ぶ約10.0kmの路線は「相鉄・東急直通線」として計画され、2022年度下期の開業を目指して建設が進められています。東急電鉄が運営する日吉駅〜新横浜駅間は「東急新横浜線」、相模鉄道が運営する新横浜駅〜西谷駅は「相鉄新横浜線」の路線名となることが決まっています。東急線と相鉄線は相互に直通運転され、新横浜駅で接続する新幹線の利用も便利になります。